小児科のナースに必要なスキルと求人事情

小児科に勤務するナースは、子どもに寄り添いながらケアを進めることになる。
現場の仕事は、子どもの患部の手当や、不安を和らげるための対話がメインとなるだろう。
特に子どもは、医療機関に対して恐怖心を抱きがちだ。
子どもと接する場面では、思いやりと細やかな配慮が求められる。

当然ながら、怖がっている子どもに対して「我慢しなさい」などと威圧的な言動をすることは厳禁だ。
「すぐに済むからね」と安心させるように声をかけるようにしよう。
無事に治療が済めば、笑顔で褒めてあげるのが大事だ。

中には、病気の症状が辛く、神経質になっている子どももいる。
時には、あえて病気の話をしないことも重要なポイントだ。
テレビやゲームの話など、子どもが好きな話題を集めておくと良いだろう。

小児科が設置されている医療機関はたくさんある。
各医療機関によって労働条件が異なるため、小児科の求人に申し込む際には十分にチェックしておこう。
小児科の科目は、個人が運営するクリニックの中では内科や整形外科に多く見られる。
こうした求人は、地域密着型の医療を目指しているナースに最適だろう。

総合病院や大学病院に勤める場合、高度な医療設備を備えた現場であるため、重篤な症状の子どもをケアすることになる。
最新の小児科の医学に触れる機会が多く、ナースとして飛躍的なキャリアアップを望めるだろう。
ただ、小児科の病棟ケアに従事するとなれば、自身のメンタルケアも重要になってくる。
病気に苦しむ小さな子どもたちを間近で見るのは、なかなか苦しいものがあるからだ。
小児科のナースとして活躍したいなら、各現場の実態を知り、労働条件を比較しつつ求人を選ぶことが大事だ。
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